女性もできる!天井裏に入り込んだネズミを一度も見ずに追い出す方法
昨年の夏、我が家の天井裏にネズミが入り込みました。最初は夜の9時頃に、決まってカタカタと振動が伝わり、何か歩いているなあと思っていました。
でも、これこそが悲劇の幕開けだったのです。
そもそも振動なんて伝わってくるということは、どのくらいの大きさのネズミなのか、わかりません。
可愛いなあなんて気軽に構えていると、大変なことになります。最後は、生活に支障を来します。
夜行性の奴らと昼間働く会社員では、生活時間が違うんですから、睡眠を妨害されて、最終的には会社を辞める羽目に追い込まれます。
もしも、今屋根裏のネズミにお困りでしたら、私が実際に追い出した方法を参考にしてください。
※特に、築30年以上の方には参考になると思います。
天井裏にネズミが侵入して眠れない時の対処法
私が初めて、ネズミの恐怖を感じたのは10月の深夜1時半でした。それまでは、夜9時頃にカタカタという音がするだけ。
下見に来ていただけなのか、夜に活動していたのかはわかりませんが、夜中にリアル過ぎる音を聞いたのは、この時がはじめてでした。
壁の中を這いずり廻るようなデカイ音。
気持ち悪過ぎて眠れませんでしたが、棒で壁や天井を叩こうが何してもダメ。ガサゴソ動き回る音に諦め、耳栓をして寝ました。
翌日、クマだらけの目で出社。疲れて、仕事中に居眠りしてしまうほど。
しかし、忌避グッズを普段から用意しているお宅なんて、そうそうないでしょう。
いるのが当たり前の家ならともかく。
もしも急にネズミがやってきて眠れないという時におすすめしたいのが、スマホの超音波アプリです。超音波アプリをダウンロードして、音量マックスにします。そして、ネズミがいる方に向けて置いておくと、静かになります。
自分には聞こえない音だけど、頭痛になったりすることがあったので、音は出ていると思います。
試しに、若者向けの音を会社の子に聞いてもらったところ、聞こえると言っていました。4人に試しましたが、キーンという音がすると言っていたので、間違いなく音は出てるはずです。
ですが、おじさん、おばさんには聞こえません!
使い方は簡単です。
1、超音波アプリをダウンロードする
2、RATを押す
3、ネズミのいる方角に、スピーカーを向ける
4、大音量にする(人間には聞こえません)
無料のアプリなので、安心してダウンロードしてください。
天井裏にネズミが侵入したら、まずやるべきこと
ネズミが天井に侵入したということは、次に餌場を探しに部屋への出口を探します。ここで、必ず部屋と天井や壁の隙間を塞いでおいてほしいのです。
じゃないと、ネズミと対面することになります。しかも、部屋に出てしまったら最後。食べ物を食い荒らすわ、ダニを撒き散らすわ。多分、清潔志向の人は家に住めなくなると思います。だから、部屋には絶対入れてはいけません!
昭和の和室だと、鴨居の隙間から出てきます。あと、台所とかも、隙間がないかチェックしてください。全ての穴は塞いでおいてください。
エアコンの取り付け時に壁に穴を開けているお宅も要注意!穴の隙間には、金ダワシを突っ込んでおきましょう。
ネズミを追い出すためのグッズ
さて、一日は超音波アプリを使って防ぐことができますが、巣の候補になった家には、毎日やってきます。しつこいんですよ。
そこで、実際に私が使った忌避グッズを紹介します。
ここ、一番重要です!
寝不足の皆さんも、しっかり読んでください。
屋根裏のネズミを追い出すのに効果的なアイテム
①忌避ゲル
まず、凄いパワーを発揮してくれるのが、ハーブ臭のきつい忌避ゲルです。アース製薬から出ている「ネズミのみはり番」は、人間でも目が痛くなるほど強烈です。
フタを開けた瞬間から、ハーブ臭が充満します。家中スースーします。なので、すぐに天井裏に置いてください。
私は怖かったので、天井裏の下にある押入れの中に置きました。それでも、効果は十分にありました。
天井裏の下の押入れに、ネズミのみはり番を置いた日は、大運動会が起こりました。
まず大きなネズミ1匹が、どこからか落ちてきたような音がしました。
ガシャーン。
家が揺れました。。
そのあと、100匹くらいのネズミがドタバタと走り回るような音が、5分程度続きました。恐怖で絶叫しました。
天井落ちてくるーーー
その後、一斉にどこかに走り去り、嵐が過ぎ去ったかのように、静まり返りました。一家揃って出て行ったみたいだけど、家にこんなにいたとは思わず、心臓がバクバクでしたよ。
ただし、この強烈な匂いも、時間が経つと徐々に薄まります。そうすると、ラットは慣れてしまいます。慣れると、もう恐怖心がなくなってしまうんだそうです。
だから、翌日の夜には、また少しづつ戻ってきたのです。
②バルサン
一度追い出したのに、また突破され、みはり番の匂いに慣れてしまったネズミには、地道に天井裏に猫の毛をそっと入れたりしていました。一進一退の戦い。
もう深夜に寝れないのが、当たり前の生活です。
そして、ネズミ用のバルサンも効果があると親戚から聞いたので、早速仕掛けることに。
これは、煙が出るので(火の煙ではなく、水を入れると、ハーブのにおいが水蒸気となって充満するようなかんじです)、直接天井裏に置かなければなりません。
そこが、一番の恐怖です。
だって、天井裏開けたら、ぞろぞろと降りてくるかもしれないじゃないですか。
だけど、昼間は比較的静かなので、昼間に置きました。
セーフ!
ただし、回収が恐い。怖い人は、やはり男性に頼むと良いかもしれません。入れる時も怖いので、取り出す時は慣れる人もいるかもしれません。
その日の夜、静かだったけど、なんとなくまだ小さな音がするような。カチコチという小さい音。
いるのか、いないのか、はっきりしないレベルでした。
言ってしまえば、グレー。
しかし、タイムラグがあったのです。
翌朝、ネズミののたうち回る音がしたんです。最初は、なんだか動いているなあという音が夢うつつに聞こえました。トコトコ。
しかし、恐ろしい音とともに、雨戸に一目散に走り去る音と、雨戸の中でガタつく音。そして、最後に聞き慣れない音がして、静かになりました。
バルサンも効いたようですが、この時もあまりの恐怖に絶叫しました。
③忌避スプレー
忌避スプレーは、細長いノズルがついているので、天井の隙間からそっとノズルを入れて、ネズミを攻撃できるんです。これなら、怖くありません。女性でも戦えます。
けど、これだけで追い出すのは無理でしょう。ただし、何もしないと、どんどん態度がでかくなってうるさいので、スプレーをまいておくと、少しは気を遣ってくれるようです。
最後にバルサンで追い出したあと、どうも次の日にまだ居残りがいたのか、また来たのか、ずずずずっという引きずり音とともに、ガタガタという足音が聞こえたので、その時すぐに天井裏を開け(ここまでくると恐怖心も薄れてくる)、懐中電灯で天井裏を照らしながら、スプレーをまきました。
それからというもの、雨戸の方でガタンという音が一度聞こえたあと、いなくなりました。
とにかく、忌避グッズの3点セットで、なんとか追い出すことは出来ました。
ただし、脚立を使う作業ですので、怪我には十分気をつけてくださいね。
屋根裏のネズミを追い出すのにおすすめしないアイテム
①粘着シート
ネズミが恐い人におすすめしないのが粘着シートです。これに引っ掛かれば一発なのですが、せっかく見ずに済んでいるネズミと対面することになります。しかも、血だらけだったり、凄まじい光景を目の当たりにすることもあるそう。
また、5年ほど放置すると、白骨化して標本化するらしいです。綺麗な骨が並ぶみたいですが、そうなる前に、恐らくウジが湧いているはずです。ウジが恐い人は、静かになった段階で、回収しなければなりません。
回収が怖ければ、粘着シートはおすすめしません。
ちなみに、確実にとる場合、ネズミの歩く場所に置かなければなりません。奴らは賢いので、突如現れた怪しいものの上をわざわざ通らないそうです。
屋根裏全体に敷き詰めるとなると、かなり高額になるし、ベタベタの上に乗ると大変なことになります。服なら捨てることになりますし、髪の毛なんかについたら、切らなければなりません。
②毒エサ
もう一つ、避けた方が良いのが毒餌。食べてくれるのはいいんだけど、万が一、どこで死んだかわからないとなると、大変なんだそう。
たとえば、壁の中で死んだ場合、どこからともなく異臭が漂います。腐った死体をとるには、壁を剥がさなくてはなりません。プチ工事が必要で、かなりの料金がかかるらしく、プロは基本的に毒餌は使わないんだとか。
ウジもわきますので、家の中に毒餌は仕掛けない方が良いと覚えておいてください。
③超音波駆除器
最後に、我が家でも購入した超音波駆除器。これは、微妙でした。
天井裏に置いたのですが、大きなネズミには全然効果なし。
いろんな機種があるので、一概には言えませんが、私が買ったペストバイはおすすめはしません。
定期的に超音波が発信されるようですが、発信され続けるのではなく、ピッという点のような音がたまに鳴るそうです。
この音は8秒に1回程度出るようです。しかし、ネズミに当たらなければ、効果はないそうです。
まあ、我が家では、大きなネズミには効果なく、小さなネズミにはちょっと効果があったような気もする程度でした。
高い超音波駆除器などは、仕様が違うと思うので、使うなら高性能のものをおすすめします。ちなみに、業者が使うのは、一般に出回っている安物とは違うと聞きました。
屋根裏のネズミを追い出した後に、やるべきことは?
さて、皆さん。
ネズミが家から出ていった後、安心していませんか?
それだと、また来ます。
大事なのは、追い出した後に侵入経路を塞ぐことです。塞がないと、絶対にまた来ます。
賢いだけじゃなく、しつこいんです。
だって、私たち人間は、昼間は仕事や家事で忙しいじゃないですか。
でも、ネズミは家に入ることしか考えていないんだから、24時間入る隙間を探しているんです。
私は追い出した後、また戻ってくる絶望感を体験しましたので、面倒でも必ず塞いでくださいね。
一度入れないことを学べば、暫くすると、やってこなくなります。最初のうちは外から体当たりする音も聞こえましたけど。
そこで、よく言われる通風孔を攻めました。屋根に近いとこは、自力でどうすることもできないけど、1階の外にある通風孔は確実にどぶネズミの出入り口になるので、入れないようにしてください。
100均などで売っている金網を細工して、通風孔を塞いでも良いですし、ネズミ避け専用の金網も売られています。
あと、昭和風の家の場合、クマネズミの侵入経路は雨戸の隙間です。あまりにも眠れなくて、ほかの部屋に移動した日に、深夜雨戸の音を聞いたので、間違いありません。
それはもう、小さな音でしたけど、静まり返った深夜に何度か出入りする音を聞くと、恐怖でなりませんでした。何匹いるんだよ。。。
その後は天井に移動して、歩き始めました。腹立つわー。
雨戸の隙間はプラダンでも何でもいいので、とにかくネズミが入れないように、塞いでください。
以上が、半年に及ぶ戦いの記録です。
他人を家に入れたくない、お金をかけたくない。
様々な理由から自力で追い出したい人もいるのではないでしょうか?
もしも、毎日ネズミの騒音に苦しんでいるようでしたら、ぜひ忌避グッズを買って試してみてください。
ネズミ駆除業者の実態
私は、業者に頼みたくない理由がありました。
なぜなら、会社の人から「70万払ったけど、ネズミがいなくならなかった」と聞いていたからです。そして、今度2回目を実施するんだそう。
私も追い込まれた時に、ネズミ110番に電話したのですが、一軒家で最低30万かかると言われました。「払えないなら、無理に頼まなくてもいいですよ」という高飛車な態度。
天井にいるネズミを取ろうとすると、壁に逃げるらしく、壁も床下も全部開けないと取りきれないんだそうです。しかし、うちに出るのは、あくまでも天井のみ。いや、長い年月戦ったので、壁に入り込んだこともあります。
でも、基本は天井がメイン。
部屋には出てはいないはず。。。たまに、雑巾かじられたけど。
何度か怪しいと感じたことはありますが、メインは天井裏でした。だから、天井裏だけ、見てほしかったのです。
結局、天井裏だけというプランはないそうなので、とにかく、いろんな人のブログを読み漁りました。
ただ、業者に繋がる記事が多いんです。体験談に見せかけて、よく出来たLPなんですよ。
実際に、私も駆除業者の記事を書いたことがありますが、本音は書かせてもらえませんでした。言ってしまえば、業者に導く流れを作っていたのです。
だから、信用しちゃならんですよ。
高いお金払うくらいなら、自分で追い出してやるぜ!
って気持ちで戦い続けました。
と散々、「業者は、ネズミを追い出せない」と言ってきましたが、実は業者の選び方にもコツがあるんです。
大事なのは、追い出した後にネズミの侵入口を塞いでくれるかどうかです!
これをしない業者は、いわゆる悪徳です。
だって、ネズミがまた入ってきた時に儲かるわけですから。私の住んでいる区のホームページでも、注意を呼びかけています。
侵入口を塞いでくれる業者と出会えたら、家を建て替えるよりは安いです。
自力で追い出せない時の解決策
お金があるならば、家を建て替えるというのも、一つの方法です。私は住宅展示場にも足を運び、ネズミの入らない家を探しました。
東京でまるまる新築を建てるとなると、最低でも3,000万は見ておいた方がいいということがわかりました。広告が多過ぎる某大手不動産会社には、手の届かないお値段を提示され、ローンばかり進められました。
でも、お金があるなら、この際、業者に数十万払うよりも、ネズミの入らない家に建て替えた方がいいと思いませんか?
そもそも、昔の日本家屋の作りが、隙間だらけなんです。この隙間必要?ってところがあちこちに。
どう考えても、ゴキブリやネズミの出入り口としか考えられません。いらないよ、そんな隙間。。
お陰様で、今回見直すきっかけができたので、あちこち塞ぎました。しかし、最近の家は、ちゃんと外敵を防ぐ構造になってます。そもそも、害獣が入る隙を与えません。
でも、生活の仕方によってはネズミが侵入してくるので、あとは住む人が注意するしかありません。
掃除も必要です。食べ物も置いておかないとか。食事したら、すぐに食器を洗う。食べ物は棚にしまう。仏壇のお菓子も、申し訳ないけどフェイクに変えるとか。
家を建て替えたなら、ネズミが二度と入らないような生活をしてください。
ネズミを自力で追い出すための方法まとめ
とりあえず大事なことは、効果のある忌避グッズを使い、出ていったら塞ぐことです。
業者を利用するにしても、塞いでくれるとこまでプランに含まれる業者を選ぶこと。
人間、寝てないとまともな思考能力が失われます。長い戦いの末、私は蕁麻疹ができました。皮膚科に行きましたけど、ダニではなかったので、ホッとしました。ダニに刺されると、さらに大変です。痒すぎて、仕事に集中できないそうです。
ネズミはダニも運んでくるので、本当に不衛生。小さなお子さんがいるご家庭は、絶対にすぐ対処するべきです。だから、一日たりともネズミを放置しないでください。
皆様にも、早く安眠出来る日々が訪れますように。